本当にMスポーツで大丈夫？元オーナーのレビュー
こんにちは、隼斗です！
今回は、大人気なBMWのMスポーツパッケージ。
エクステリアがよりスポーティになり、精悍な顔付きから一番人気のオプションです。
ネットで検索すると、「BMWに乗るならMスポーツしか無い！」「硬い中にもしなやかさがある最高の乗り心地」などとコメントやレビューが書かれています。
それらは、その人に取っては事実なのだと思いますが、それを鵜呑みにすると、もしかしたらあなたの好みでは無い乗り味かもしれません。
＊決してMスポを否定するものではなく、あくまでマイナス面だけを抽出してます。
今回は、私が以前乗っていたBMW5シリーズ 523iMスポーツパッケージを例に、不満点を2点ご紹介させて頂きます。
タイヤは共に当時純正装着されていた、ダンロップ SP SPORT MAXX GTと、ピレリ Cinturato P7です。
①1番の不満点。それは乗り心地の硬さです。
欧州車は日本よりも速度域の高いことをベースに設計されていますので、必然的に足回りは硬くなります。
それでもBMWのMスポは硬過ぎます。
ランフラットタイヤというサイドウォールが硬いタイヤを純正装着していることも影響しているとは思いますが、大きめの段差を乗り越えると「ドンッ！！」と明確にその衝撃が入ってきます。
とても硬い中にしなやかさは感じません笑
ドライブレコーダーを付けていたのですが、衝撃感知を標準にしていると、イベント録画（衝撃を感知すると自動的に録画される機能）が頻繁に作動するほどでした。
ちなみに、メルセデスベンツCLSクラスでは、通常走行している範囲ではほぼ作動しません。
そして、高速道路走行中、主に首都高のカーブですが、曲がっている時につなぎ目を踏むと車体が跳ねて少し横に「ズルッ」となります。
路面が濡れている時は結構怖いです。
ちなみに、メルセデスベンツCLSクラスで同速度域で同じ場所を走った場合、その様なことはなく、しっかりいなしてくれます。
脱ランフラットをすればある程度改善する可能性はありますが、私は試していなかったので、どの程度乗り味が改善するかは分かりませんが、ランフラットタイヤを履いているCクラスに乗せて貰った時は、そこまで硬さを感じなかったので、やはりBMW Mスポの足はとても硬い方なのだと思います。
②タイヤの無駄な大きさ。
例えば、BMW M5はとてつもないパワーを持つハイパフォーマンスカーですので、太いタイヤを履かせることに意味があると思います。
しかし、普通の5シリーズには完全にオーバースペックのタイヤではないでしょうか。
（これについては、AMGスポーツパッケージも同じですが）
523iなんて200馬力しかないのに、リアは275というぶっといタイヤ履いてます笑
リアから見た時にタイヤが太いと踏ん張りが効いていてカッコ良いのは分かります。
とてもよく分かります。
でも、やっぱり無駄だと思います笑
タイヤローテーションも出来ないし、タイヤ代がとにかく高い！！
非Mスポであれば、前後同じサイズで4本セットで買えるので、タイヤ代もそこまで高くはなりません。
私の場合はこの2点ですが、特に乗り心地の部分は絶対に避けられない部分なので、この点はよく試乗等をされて、しっかり確認して頂きたい部分です。
最後に、こんだけ不満点上げましたが、Mスポのデザインはそれをも凌駕するカッコよさはあると思います。
私は今回3シリーズ購入にあたり、非Mスポを条件にしてしまいましたが、Mスポの足が好きな方も当然いると思いますので、あくまで私の個人的な主観でした。
少しでも参考になればと思います！
